インターネットの普及に伴い、最近はビジネスのあり方が大きな変化を遂げています。
無料で使える便利なサービスも次々に増えており、お金を払わなくても何でもできてしまう、そう言っても過言ではないくらい豊富に存在しています。
そしてそれは、デスクワークでは必ず必要な表計算ソフトにも該当します。
そこで今回は、表計算ソフトでは何ができて、どんな種類の表計算ソフトがあるのか。それぞれの特徴を交えて紹介していきます。
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表計算ソフトとは
表計算ソフトとは、「数値データの集計や解析、複雑な計算などを行えるソフトウェアの総称」である。というのが一般的な説明です。
もちろん、その説明は間違いではないのですが、表計算ソフトの用途は今やデータ集計や解析だけにはとどまりません。
イマドキの表計算ソフトでは本当にさまざまなことができます。
例えば、
・見積書や報告者などの文書作成
・ガントチャートなどの進捗管理表作成
・多様な形式での表やグラフ作成
・計算(関数)
・顧客リストや売り上げ状況などのデータ管理
・プログラミング
などなど、いくらでも使い道があるというのが表計算ソフトの最大の特徴と言えるでしょう。
もはやデスクワークをする上で欠かせない存在であるというのは間違いありません。
無料のおすすめ表計算ソフト5選
無料で使える表計算ソフトがたくさんあり、どれを使えば良いのか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
ここではそんなあなたに無料のおすすめ表計算ソフト5選を紹介します。
Googleスプレッドシート
Googleスプレッドシートは、Googleがクラウド上で提供する表計算ソフトです。
GoogleスプレッドシートはGoogle ChromeなどのWebブラウザで動くので、ダウンロードやインストールの作業をすることなく、Googleアカウントさえ持っていれば、誰でも無料で使用することができます。
これまでのアプリケーションと言えば、パソコン上にインストールすることで動作するデスクトップアプリケーションが一般的でしたが、最近はWebブラウザで動くアプリケーションにシフトしています。
Googleスプレッドシートはその代表格と言えるでしょう。
Googleスプレッドシートとはどんなツールなのかという点については、『【2022年版】Googleスプレッドシートとは?メリット・デメリットや使い方を優しく解説!』で詳しく解説しているので参考にしてください!
Calc (Libre Office)
Libre Office(リブレオフィス)とは、無料で使える高機能オフィススイート製品の名称です。
「Microsoft Office」と同等の機能を持っており、ワープロソフトの「Writer」、表計算ソフトの「Calc」など6つのソフトから構成されます。
Libre Officeは、パソコンではWindowsやMac、それからサーバーOSであるLinux、スマートフォンではAndroidやiPhoneとイマドキのOSにはすべて対応しています。
「オープンソース」と呼ばれるプログラムのソースコードが公開された製品であり、誰でも無料で使えるというのが特徴です。
Calc(Open Office)
無料で使えるオフィスソフトの代表格だったのが、「Open Office」です。
Libre Officeと同じく、ワープロソフトの「Writer」、表計算ソフトの「Calc」など6つのソフトから構成されます。
WordやExcel形式のファイルを開いたり、編集することができて、中古パソコンなどMicrosoft Office製品がインストールされていなかったとき、お世話になったことがある方も多いのではないでしょうか。
ただ、Open Officeは2011年に開発は終了しており、その後継版として、「Apache Open Office」と前述の「Libre Office」がリリースされました。
2つに分派した理由が気になるところかもしれませんが、端的に言えば「開発者どうしのいざこざ」が原因です。その界隈ではよくあることであり、あまり気にする必要はありません。(バグがあるのでこっちに乗り換えようなどと、両者でバチバチにやりあってるというのは結構有名な話です。)
気になるのは両製品の違いについてだと思います。ただ、両製品ともベースは同じ「Open Office」であり、大した違いはありません。
あえて挙げるとしたら、以下になります。
・Excelファイルを開いたときLibre Officeの方がよりExcelに近い表示となる
・アップデート頻度がLibre Officeの方が多い
正直、どちらかに優劣をつけるのは難しいですが、今のところ「Libure Office」の方が少しだけ評価が高いと言えます。
Numbers
Numbersは、Appleが提供している表計算ソフトです。
MacやiPadなどに標準搭載されており、Apple製品のユーザーにであればおなじみのソフトですね。
Excelよりも機能は少ないですが、ビジネスで必要となる機能は搭載されており、数字だけのデータを美しいビジュアルにして表現することができます。
Apple Pencilを使って、わかりやすい図表やカラフルな手書きのイラストを追加したりできるので、個性を出しやすくなっているのも特徴です。
Zoho Sheet
Zoho Sheetは、オンライン上でスプレッドシートを作成、編集、共有できるソフトです。ここまで挙げた製品の中でGoogleスプレッドシートに最も近いと言える製品です。
企業のIT化、業務効率の向上をサポートするクラウドサービスを展開しているZoho(ゾーホー)というアメリカの会社が開発しています。
基本的にZohoが提供するサービスの料金は無料(もしくは低価格)であり、Zoho Sheetも無料で使用できます。
公式サイトでは、世界中で5,000万以上のユーザーがいると謳っていますが、日本ではまだ馴染みが薄いと言えます。
おすすめはGoogleスプレッドシート
さて、ここまでいくつか表計算ソフトを紹介してきましたが、その中でもおすすめなのはやはり「Googleスプレッドシート」です。
使いやすさの面もそうですが、利用者数が圧倒的に多いので、スケールメリットが段違いです。
スプレッドシートのファイルURLを伝えて、共有するといった使い方はすでに多くの利用者がやっています。
Googleスプレッドシートの機能を拡張する「アドオン」もたくさん公開されており、その種類や数、そして便利さの横に並ぶ製品は他にないでしょう。
おすすめの表計算ソフトを紹介!のまとめ
ほんの少し前まではExcel一択だった表計算ソフトも今ではたくさんの製品がリリースされ、多くの利用者に使われています。
MacやChrome OSなどの台頭やスマートフォンの普及により、Windows一強時代が終わりを迎え、選択肢も大きく広がっています。
そして今は、特定のOSや端末に依存しない、クラウド上で展開されるサービスが主流となっています。
Googleスプレッドシートはまさにその代表と言えるでしょう。
まだGoogleスプレッドシートを使ったことがないという方はぜひこの機会に一度使ってみてください。
どの表計算ソフトを使うかを検討されている方は、無償で利用でき、インストールも不要なので、実際に利用して判断するのが最適です。
実際に試してみて、その便利さを体感してください!
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