日付の計算は、ビジネスの現場でもよく使われるタスクのひとつです。しかし、手作業で日付を計算するのは手間がかかる上にヒューマンエラーも起こりやすいため、効率的な方法が求められます。ここで、GoogleスプレッドシートのDAYS関数が大いに役立ちます。DAYS関数を使うことで、開始日から終了日までの日数を算出することができます。
DAYS関数は、2つの日付の差を求めるのに最適な関数です。その使い方は非常にシンプルで、開始日と終了日のセルアドレスを指定するだけです。DAYS関数を活用すれば、期間中の特定の日数を数えたり、特定の期間中の日付を取得したりすることができます。
DAYS関数を使うことで、日付計算にかかる手間を省き、作業の効率化につなげることができます。さらに、DAYS関数を使った実践的な例を紹介することで、より実践的な使い方を学ぶことができます。例えば、期間中にある特定の日数を数える、特定の日数が経過した時に自動的に背景色を変更する、特定の期間中の日付を取得するなど、様々な使い方があります。
DAYS関数を使いこなせば、日付計算に費やす時間を短縮し、正確な結果を得ることができます。DAYS関数を使った実践的な例を交えながら、DAYS関数の使い方を詳しく解説していきます。是非、この記事を読んで、DAYS関数を使いこなすスキルを身につけてみてください。
DAYS関数とは?
1-1. DAYS関数の概要とは?
DAYS関数は、Googleスプレッドシートで使用できる日付の差を求めるための関数のひとつです。2つの日付を指定すると、それらの日付の間の日数を算出してくれます。
1-2. DAYS関数の書式と引数
DAYS関数の書式は「=DAYS(終了日, 開始日)」となります。終了日と開始日は日付が入力されたセルのアドレスを指定する必要があります。
1-3. DAYS関数の返り値の種類
DAYS関数の返り値は、2つの日付の差を表す日数です。返り値は整数値であり、負の数を返すこともあります。
DAYS関数を使った実践的な例
2-1. 日付の差を求める
2-1-1. 日付の差を求める基本的な方法
日付の差を求めるには、DAYS関数を使用します。例えば、B2セルに「2022/02/22」と入力し、A2セルに「2022/02/18」と入力する場合、「=DAYS(B2, A2)」という式を入力することで、4という返り値が得られます。
2-1-2. 日付の差を求める際の注意点
日付の差を求める際には、終了日と開始日の順序に注意する必要があります。終了日が開始日より前になってしまうと、負の数が返ってきてしまう可能性があります。
2-1-3. 日付の差を求める応用例
日付の差を求める応用例としては、特定の日付から現在の日付までの日数を求めるといった使い方があります。また、期間中にある特定の日数をカウントすることもできます。
2-2. 日付から曜日を取得する
2-2-1. 日付から曜日を取得する方法
日付から曜日を取得するためには、WEEKDAY関数を使用します。例えば、B2セルに「2022/02/22」と入力した場合、「=WEEKDAY(B2)」という式を入力することで、2(火曜日)という返り値が得られます。
2-2-2. 日付から曜日を取得する応用例
曜日を取得することで、その日付が週末かどうか、平日かどうか、または月初めや月末かどうかを判断するために、日付と曜日の情報を組み合わせた条件式を作成することができます。
2-3. 日付を加算・減算する
2-3-1. 日付を加算する方法
日付を加算するには、通常の数値と同様に「+」演算子を使用します。例えば、B2セルに「2022/02/22」と入力した場合、「=B2+5」という式を入力することで、5日後の日付が得られます。
2-3-2. 日付を減算する方法
日付を減算する場合には、「-」演算子を使用します。例えば、B2セルに「2022/02/22」と入力した場合、「=B2-3」という式を入力することで、3日前の日付が得られます。
2-3-3. 日付を加算・減算する応用例
日付の加算・減算を用いることで、期間中の特定の日付を取得したり、特定の日付から期間を算出したりすることができます。また、繰り返し的に同じ日付の差を計算する際にも有用です。
DAYS関数の使い方をマスターする
3-1. DAYS関数の仕様を理解する
3-1-1. DAYS関数の動作原理
DAYS関数は、2つの日付の差を求めるために、開始日から終了日までの日数を算出し、その結果を返します。このため、終了日が開始日よりも前になってしまうと負の数が返されてしまうことに注意が必要です。
3-1-2. DAYS関数の限界点
DAYS関数は、1900年1月1日以降の日付にしか対応していないため、それ以前の日付には使用できません。また、日付として認識される範囲にも限りがあります。
3-2. DAYS関数を使った計算式の作り方
3-2-1. 日付を数値に変換する方法
日付を数値に変換するには、DATE関数を使用します。例えば、B2セルに「2022/02/22」と入力した場合、「=DATE(YEAR(B2), MONTH(B2), DAY(B2))」という式を入力することで、数値に変換することができます。
3-2-2. 数値から日付を求める方法
数値から日付を求めるには、DATE関数を使用します。例えば、A2セルに「44684」と入力した場合、「=DATE(1900, 1, 1)+A2-2」という式を入力することで、日付を取得することができます。
3-2-3. 日付と数値の変換を組み合わせた計算式の作り方
日付と数値の変換を組み合わせることで、特定の期間中にある日付を取得することができます。
例えば、A2セルに「2022/02/22」と入力し、A3セルに「5」と入力した場合、「=DATE(YEAR(A2), MONTH(A2), DAY(A2)+A3)」という式を入力することで、A2セルの日付から5日後の日付を取得することができます。
3-3. DAYS関数を使った実践的な例を試す
3-3-1. 実践的な例1
期間中の平日の数を数えるために、WEEKDAY関数とDAYS関数を組み合わせた式を使用することができます。例えば、A2セルに「2022/02/01」と入力し、A3セルに「2022/02/28」と入力した場合、「=SUMPRODUCT((WEEKDAY(ROW(INDIRECT(A2&\”:\”&A3)))<6)*1)」という式を入力することで、2022年2月1日から28日までの平日の数を取得することができます。
3-3-2. 実践的な例2
特定の日数が経過すると、自動的に背景色を変えるように設定することができます。例えば、A2セルに「2022/02/22」と入力し、A3セルに「3」と入力した場合、「=TODAY()-A2>DAYS(A3, 0)」という式を使用して、A2セルの日付から3日が経過すると背景色を変えるように設定することができます。
3-3-3. 実践的な例3
特定の日付において、期間中にある特定の曜日の数をカウントするために、COUNTIFS関数を使用することができます。例えば、A2セルに「2022/02/01」と入力し、A3セルに「2022/02/28」と入力した場合、
「=COUNTIFS(ROW(INDIRECT(A2&\”:\”&A3)), \”=1\”, ROW(INDIRECT(A2&\”:\”&A3)), \”<=\”&DAYS(A3, A2)+1)」となります。
まとめ
Googleスプレッドシートを使って日付の差を求める際に便利な関数のひとつに、DAYS関数があります。DAYS関数を使用することで、2つの日付の間の日数を求めることができます。
DAYS関数を使った実践的な例として、特定の日付から現在までの日数を求める方法、日付から曜日を取得する方法、日付を加算・減算する方法などがあります。また、日付と数値の変換を組み合わせた計算式を使用することで、特定の期間中の日付を取得することもできます。
DAYS関数を使いこなすためには、DAYS関数の書式や引数、返り値の種類を理解することが重要です。また、DAYS関数の限界点や、終了日と開始日の順序に注意する必要があります。
実践的な例として、期間中の平日の数を数える方法、特定の日数が経過したときに自動的に背景色を変える方法、期間中にある特定の曜日の数をカウントする方法などがあります。これらの例を実際に試してみることで、DAYS関数の使い方をマスターすることができます。
DAYS関数は、Googleスプレッドシートを使って日付の差を求める際に非常に便利な関数です。DAYS関数を使いこなすことで、日付計算にかかる手間を省き、作業の効率化につなげることができます。是非、日付計算においてDAYS関数を活用してみてください。
よくある質問
Q1. DAYS関数は、どのような場面で使われるのですか?
A1. DAYS関数は、Googleスプレッドシート上で日付の差を求めるために使用されます。例えば、期間中にある特定の日数をカウントする、特定の日数が経過した時に自動的に背景色を変更する、特定の期間中の日付を取得するなどの用途に使われます。
Q2. DAYS関数の引数としてセルアドレスを指定する必要がある理由は何ですか?
A2. DAYS関数では、終了日と開始日を指定するために、日付が入力されたセルのアドレスを引数として指定する必要があります。これは、直接日付を入力するのではなく、他のセルで日付を計算し、その結果をDAYS関数の引数として使用する場合があるためです。
Q3. DAYS関数を使用する際に注意すべき点は何ですか?
A3. DAYS関数を使用する際には、終了日と開始日の順序に注意する必要があります。終了日が開始日より前になってしまうと、負の数が返ってきてしまう可能性があります。また、DAYS関数は1900年1月1日以降の日付にしか対応しておらず、それ以前の日付には使用できません。
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