VLOOKUP関数を使ってスプレッドシートで値を取得する方法

Googleスプレッドシートは無料で使える上に、使い方によっては表計算以外の様々な用途でも利用できて、ものすごく便利です。

今回紹介するVLOOKUP関数もある意味「表計算」の枠を超えた機能と言えます。

VLOOKUP関数を使用すれば、表データをデータベースのように扱い、知りたい情報を一瞬で検索することができます。

例えば、商品の売上管理表を作成する場合、別に用意してある商品表から指定した商品の単価を転記するといったことがVLOOKUP関数を使えば簡単にできてしまいます。

知ってるか知らないかでデスクワークの効率が大きく変化するVLOOKUP関数はGoogleスプレッドシートを扱う上で覚えておきたい関数のひとつです。

本記事では、VLOOKUP関数の使用方法を知りたいという方に向けて、サンプルを交えながらVLOOKUP関数についてわかりやすく解説していきます。

目次

VLOOKUP関数とは?

VLOOKUP関数(ブイルックアップ)は、表から合致するデータを取り出したい場合に使用します。

例えば、商品売上の月ごとの集計したい場合など、様々なデータの集計に使われることが多いです。

その他、大量のデータから指定した値や単語を探したい場合にもよく使用します。

検索したいデータが別シートになっていても、別シートを参照して取得することもできます。

アイデア次第で使い方も広がるため、何ができる関数なのかをしっかり理解しておきましょう。

VLOOKUP関数の使い方

では、VLOOKUP関数の使い方について見ていきましょう。

まずはVLOOKUP関数の機能説明と構文を記載します。

◆VLOOKUP関数

任意の表に対して、検索キーで上から下へ垂直方向に検索し、対応するセルの値を返す。

<使用例>

=VLOOKUP(“りんご”, A2:B7, 2, FALSE)

<構文>

=VLOOKUP(検索キー, 範囲, 番号, [並べ替え済み])

 検索キー:検索する値

 範囲:検索対象の範囲。範囲の先頭列で検索キーとして指定したキーを検索します。

 番号 :値を返す列の番号。範囲の先頭列を1とする。

 [並び替え済み]:検索対象の列(指定した範囲の先頭列)が並べ替え済みであるかどうかを指定する。通常はFALSEを指定。

これだけだと非常にわかりずらいと思います。要するに、縦方向にデータ検索して、目的のデータを転記してくれる関数です。

実際のサンプルを見ながら何ができて、どう便利なのかを確認していきましょう。

VLOOKUP関数が便利なのは転記作業の自動化ができるという点です。

辞書を開いて、調べたい用語(検索キー)を元に、記載されているページを探して、ノートにメモするといった作業を、VLOOKUP関数を使えば、検索キーを元に自動的に探し出して、メモしてくれる、そんなイメージです。

例として、売上管理表を作成するため、商品表から売れた商品の単価を探し出して、転記するということをVLOOKUP関数を使用して行ってみます。

=VLOOKUP(B2, ‘商品表’!$A$2:$B$7, 2, FALSE)

VLOOKUP関数を使用するには、上述のとおり「検索キー」「範囲」「番号」「並び替え済み」の引数を指定する必要があります。

「検索キー」は果物の名前とし今回の例では「メロン」とします。「範囲」は商品表の A2:B7 となります。この範囲の一番左の列には必ず検索キーの値が入っている必要があります。またこの際、参照指定は $A$2:$B$7 とし絶対参照とします。

「番号」は、「範囲」で指定したセル範囲の何番目の列の値を取得するかを指定します。今回の例では単価を取得したいので2列目となります。

最後の「並び替え済み」は、説明が難しくなるのですが、要するに検索方法の指定であり、完全一致で検索するなら「FALSE」、近似一致なら「TRUE」を指定します。通常は「FALSE」をおすすめします。

部分一致で検索をかける

検索キーが曖昧な場合、部分一致で検索することもできます。部分一致での検索とは例えば、「〇〇を含む」「〇〇から始まる」「〇〇で終わる」などの曖昧な検索のことです。

部分一致で検索をかける場合は、検索キーに対してワイルドカードを使用します。

=VLOOKUP(“*ジャケット*”, ‘商品表’!$A$2:$B$100, 2, FALSE)

検索キーを上記のように指定すると、例えば、「ダウンジャケット」や「ジャケットL」などがヒットすることになります。

別シートのデータを参照するとき

VLOOKUP関数を使用するとき参照先のデータ(表)を別シートとすることが多いです。上述の例では同一のスプレッドシート(Excelで言うブック)の別シートを参照しています。

同一のスプレッドシートの別シートを参照したいときは、

‘シート名’!セル範囲

というようにシングルクォーテーションでシート名を囲み、その後にエクスクラメーションマーク(ビックリマーク)を記述することで行えます。もしくは、数式入力途中にシートを切り替えて、対象とするセルの範囲をドラッグすれば、セルの範囲とともにシート名も自動的に入力されます。

同一のスプレッドシートではなく、別のスプレッドシートを参照したい場合は、IMPORTRANGE関数を使用します。

=VLOOKUP(検索キー, IMPORTRANGE(“参照したいスプレッドシートのURL”,”シートの範囲”), 番号, FALSE)

IMPORTRANGE関数は、別のスプレッドシートを読み込み、さらに読み込んだシートの範囲を返してくれるスプレッドシート独自の関数です。

VLOOKUPでエラーが出たときの対策

VLOOKUP関数はエラーが発生することが多いです。例えば、参照先の表に検索キーに一致するデータが存在しない場合、VLOOKUP関数の結果はエラーとなります。

上記では商品表に「スイカ」が含まれていなかったため、検索キーを「スイカ」で検索した場合、見つからないということでエラーとなっています。

この場合のエラーの対策としては参照先としている商品表にスイカの項目を追加することです。

また、もうひとつの手段として、IFERROR関数を使用し、エラーを任意の文字列に変換する方法があります。

=IFERROR(VLOOKUP(B4, ‘商品表’!$A$2:$B$7, 2, FALSE), “-“)

このようにIFERROR関数を使うことで、検索キーがヒットせずにVLOOKUP関数がエラーとなった場合は、第2引数で指定している「-」を表示します。

VLOOKUPでセルを簡単検索のまとめ

今回は、検索及び転記を行ってくれるVLOOKUP関数について紹介しました。

VLOOKUP関数は関数を使ったことがあまりない方にとって、やや敷居が高く、うまく使いこなせるまで悪戦苦闘するかもしれません。

ただ、たくさんある関数の中でも活用頻度は高い関数であるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

本業はベンチャー企業のウェブディレクター兼ウェブマーケター。
工場作業員→ウェブ業界に30歳手前で転職した独身会社員。
趣味はカメラと読書。
マーケティングとデータ分析が大好物。

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